未だに収束の気配がないコロナウイルスの感染拡大が深刻化しています
しかし私は、「細菌」や「感染」と聞くと、やはり好きな映画のことを思い浮かべてしまうのです
【画像:『カサンドラ・クロス』、疾走する憂愁のグランドホテル】
名作として語られる『カサンドラ・クロス』
他にも『バイオ・インフェルノ』や『ザ・クレイジーズ/細菌兵器の恐怖』などなど
#コロナ
コロナの影響で思い出される「感染」や「パンデミック」を主題とした映画はいくつもあるけれど、最近のものでいえば(日本では)2017年公開の『新感染 ファイナル・エクスプレス』でしょう
【画像:新感染 ファイナル・エクスプレス – 作品 – Yahoo!映画】
これは韓国の映画で、ソウルからプサンへ行く列車内で細菌感染が起こってしまうというストーリーの映画です
私の思うパンデミック映画の名作『カサンドラ・クロス』と同じく、列車内での感染がテーマである『新感染 ファイナル・エクスプレス』
この映画の続編である『新感染半島 ファイナル・ステージ』という作品が今年の1月から公開されました
【画像:映画『新 感染半島 ファイナル・ステージ』公式サイト】
https://gaga.ne.jp/shin-kansen-hantou/
#新感染半島ファイナル・ステージ
『新感染半島 ファイナル・ステージ』は1月2,3日の週末映画動員ランキングで第7位を獲得するなど、その人気は好調です
私が運営する記事サイトにもいえることですが、メディアとしての広告宣伝はとても重要であり、それが上手くいっているのでしょう
【画像:映画『新 感染半島 ファイナル・ステージ』公式サイト】
私の記事はこちら↓
https://xn--u9jy52gltai77a119b6fc.com/
コロナをきっかけに思い出される「感染」をテーマにした映画
『新感染 ファイナル・エクスプレス』など最近のパンデミック系映画も面白いのですが、やはり私が強く思い浮かべるのは少し昔の映画です
パンデミックをテーマにした作品でまず語っていきたいのは『ザ・クレイジーズ/細菌兵器の恐怖』です
1973年に公開された、巨匠ジョージ・A・ロメロ監督作品『ザ・クレイジーズ/細菌兵器の恐怖』
今では主流となったパンデミック系映画です
【画像:ザ・クレイジーズ』 見事な消化不良! | 悪食のシネ満漢全席】
とある街で細菌の感染が発生し、その街の感染者と非感染者、そしてこれらを抑圧しようとする軍を描いた作品なのですが、その描かれる視点が少し独特です
『ザ・クレイジーズ/細菌兵器の恐怖』
この映画の特徴は安い制作費と、物語が描かれる視点の独特さにあります
感染が広まった街を抑圧すべく政府から派遣されたペッケム大佐の視点です
【画像:ザ・クレイジーズ 予告編 – The Crazies – DVD trailer – YouTube】
彼は上(政府)からの指示と、下(街の住民)からの暴動という、さながら中間管理職のような板挟み状態に苦悩します
『ザ・クレイジーズ/細菌兵器の恐怖』は画期的な視点、かつゾンビ映画の巨匠による作品
しかし、制作費の安さなども相まってかツッコミどころ満載です
【画像:ザ・クレイジーズ 細菌兵器の恐怖 : Rock’N Horror】
街の真実を知っており、また感染のリスクもあるペッケム大佐を帰還させたり
ワクチンを作れる可能性のある科学者を感染が広がる危険な街へ投入したり
『ザ・クレイジーズ/細菌兵器の恐怖』における細菌は、元々政府が開発し、それが舞台となる街の水道インフラに流出したことで感染が広まります
つまり政府は事実もみ消したいのです
【画像:ザ・クレイジーズ(1973) | とし104の気ままに映画プログ2】
しかし事情を知っており、しかも感染の可能性もあるペッケム大佐の帰還を、政府は何故看過しないのでしょうか
謎です
『ザ・クレイジーズ/細菌兵器の恐怖』に登場した細菌にはワクチンがありませんでした
まるでコロナウイルスのようです
【画像:ザ・クレイジーズ(1973) | とし104の気ままに映画プログ2】
ただコロナと違い、この細菌には明らかな開発者たる科学者がいました
この者ならばワクチンを作ることができる!と思いきや、何故か政府によって街へ投入され、最後には…
#コロナ
ツッコミどころ満載の『ザ・クレイジーズ/細菌兵器の恐怖』の異色さは、物語の視点だけではありません
迫りくる狂った感染者たちを薙ぎ払うアクションなど、いわゆる“爽快なシーン”がほぼ皆無なのです
【画像:「ザ・クレイジーズ」 The Crazies(1973) – 美しき女たち男たち】
しかしこのコロナ危機下のご時世ですし、もしご興味もたれたら是非ご覧になってください
#コロナ